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撥水と防水の違いとは?②【よくある質問より】

2018/06/30

防水と撥水についてはご説明してきました。

テントでいえば、フライシートの内側は防水処理が施されていて、

表面は撥水加工がされているんですね。

 

では、アウトドアウェアで多く使われるゴアテックス/GORE-TEX は何?というご質問も受けます。

”出展 GO-OUT Facebook ”

ゴアテックスは防水・透湿素材の一つです。

水を防ぐけど、内部の湿気は逃すということで、アウトドアウェアに多く使われます。

透湿しない防水ウェアと言えば思い浮かべるのが雨合羽ですね。

水は防いでくれるけど、動いているうちに汗をかき、その汗が水滴となってしまうために、

合羽を脱げばビショビショですし、冬や山間部であればその水分によって体温低下につながってしまいます。

 

そこで、防水だけど湿気は逃がす素材を開発したのがGORE-TEXファブリクスです。

GORE-TEXファブリクスで作られた製品がGORE-TEXプロダクツとなります。

体温上昇による湿気を外部に逃がしてくれるので、雨合羽のようなベタベタになる

事もなく、いつまでも快適性を保ってくれる素材です。

最近ではゴアテックス以外にも優れた防水・透湿素材が開発されてますね。

 

ちなみにそのゴアテックスファブリクス自体は、白い繊維で、撥水性能はありません。

製品として使うには、ゴアテックス繊維の表裏を高機能な生地を貼り合わせて、

ゴアテックスファブリクスとし、それらで製品を作ります。

ですので、表地に撥水加工が施されています。

 

ちなみに、余談ですが、GORE-TEXプロダクツは厳しい品質基準があり、

もちろんその一つに防水性能がありますが、これはただ単純に素材が防水というわけではなく、

製品化した際、実際の使用条件の中でファスナー等からも水が浸入しない防水性能であることが求められ、

その厳しい防水・透湿基準をクリアした製品だけが、あのGORE-TEXマークをでかでかと掲示する事が出来るみたいです。